最初の授業なので、教師自身の簡単な自己紹介の後、理科の授業についての説明をします。
説明ばかりだと生徒ともども疲れるので、10分くらいに留めます。
注意点などは資料にまとめて配布し、生徒が後から見直せるようにしましょう。
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理科の学習において、仮説を立て→検証し→考察する というプロセスはとても大切です。
実験や考察をする際の話し合いのルール決めもかねて、この教材を選定しました。
次のようなねらいをもって、最初の授業開きをレクリエーション風に行います。
・仮説→検証→考察 の流れを意識すること
・互いに教え合うことの有用性を実感させる
今後の学習において、互いにわからないことを教え合う姿勢が、学びを深めていくキーワードになることを気づかせる時間となるようにしましょう。
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<学習のながれ>
自分が普段身のまわりで何気なく見ているものに視点を当て、それがどのような形や模様であるかを思考し表現する。わからないことや気づいたことを互いに教え合うことで学習が深まることを実感させることを目的とする。
めあて:どんな姿かな?つくってみよう
準備:粘土、針がね、ニッパー、ワークシート(感想・ふりかえり)
※Jamboardを利用してもよい ※4人グループ推奨
NHK for school カガクノミカタ を利用しました。
今回使った資料は「アリをつくってみる」にしました。

中学3年生になると、アリがどのようなからだをしているか正確に覚えている子は多いです。
おそらく正解する子は多いでしょう。
そこで、
・歩き方 ・身体の大きさの違い ・触覚や脚のつき方 など
不思議に思った点を挙げていきましょう。(深める)
また、話し合いの場面では、必ず1度は自分の意見を言えるように促しましょう。
決して途中でさえぎったり、否定したりせずに、相手の話を聴く姿勢を大切にします。
大人でも難しいですが、ここは重要な点です。先生も頑張りましょう。
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時間となったら写真を投影したり、Jamboardで共有したりと、全体共有をします。
不思議に思った点についても共有します。
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最後に教師から「答え写真」を提示します。

最後に振り返りを行います。
振り返りの視点は2つ
・活動の中での新たな気づき
・活動の中で、他の人のいいなと思ったこと
動物の種類を変えたり、果物の断面や種のつき方などにも応用できます。
学年や子どもたちの現状を見て選択するといいでしょう。
次はいよいよ授業開始です。
生徒に負けないように、頑張っていきましょう。
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